銀行業は暴利業界に、5大銀行1日の収益は18億元

【大紀元日本4月10日】中国の工商銀行、農業銀行、建設銀行、交通銀行および中国銀行の5大銀行は3月末に相次いで、2011年度事業報告書を発表した。統計によると、5大銀行を合わせて2011年の純収益は前年同期比で25%増の6808億100万元で、1日当たりの純収益は18億6500万元となった。銀行の「荒稼ぎ」に関して、今中国で大きな反響を及んでおり、中国国民の銀行への不信感が一層強まっている。

5大銀行のうち、2011年最も収益が多かったのは工商銀行で、2084億4500万元だ。建設銀行は前年同期比で25.52%増の1694億3900万元で2位になった。農業銀行は同28.5%増の1219億2700万元。中国銀行は同18.93%増の1303億1900万元。交通銀行は507億元3500万元。

中国民生銀行の洪崎・社長は昨年12月に北京で開催された「2011年グローバル企業家フォーラム」において、「現在、(中国の)企業の収益が低いのに対して、銀行業の収益が非常に高くなっている。そのため、収益がこれほど高くなっていることを恥ずかしく感じ、公表しづらいと感じている」と発言した。

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