重金属による土壌汚染が深刻 汚染水に接触魚が1分で死亡=中国無錫市

【大紀元日本6月16日】新華社通信傘下の経済参考報は13日、数十年にわたる都市化につれ、重金属による土壌汚染は今、深刻な状態にあると伝えた。さらに、専門家の話として、江蘇省無錫市では、汚染された地表水に接触した魚は1分で死亡すると報じた。

報道によると、無錫太湖治理公司社長の黄暁峰博士は自身が改良を担当した電気鍍金工場では、「30年間汚染された土壌と水溜りは赤・黄・緑色を呈しており、地表水に含有する有毒物質は基準値を1万倍も超えていた。魚を入れると、1分で死んでしまう」と明かしたという。

同工場の土壌にはクロム、銅、ニッケル、亜鉛等有毒重金属が多く含まれており、深刻な汚染問題で2009年、工場は閉鎖された。

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