中国崑崙山の仙人(33) 亘古世界

【大紀元日本6月25日】

前書

本文は、私が知り合った先天道を修めた平先生(500歳)の経歴を記録したもので、文章はすべて記憶によるものである。何人かの人の記憶を統合したもの、または私と平先生の間であった途切れ途切れのいくつかの対話を元に書いたものであるため、文の繋がりがよくないと感じるところもあると思われる。私はそれらを一つに統合し、論理的な文脈を整えるため、想像を使った文字を加える場合があったが、事実を離れた記述はない。平先生との経験から、私は世の中の多くの出来事は人が思っているものとはまったく違うということが分かった。本文を読んだ後、多くの人は考え方が変わると思う。

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二十三、亘古世界

後に私は平先生が教えてくれた静息の法で打座し、定に入ろうとした。最初は心が静まらなかったが、時間が経つにつれて、だんだんと心が静まるようになり、禅定に入ることができた。特に深夜には深く入定することができ、そのうちに体がだんだんと消えていくかのように感じ、外部からのいかなる妨害をも感じなくなった。そうしているうちに、私は元神が体を離れるようになり、他の時空の光景を見ることができ、平先生とも会話することができるようになった。彼は常に私が入定している中で現れ、私を奇特なところへ連れて行き、そこで不思議な物事を経験した。その話は後述する。

平先生との物語はいったんここまでにしておく。今後、時間のある時に、また機縁が熟したら、その時にまた続編を整理してみようと思う。

いままで、平先生はずっと私に他の時空で起きた、ある出来事を述べてきた。それは驚天動地の故事であり、遥か昔に起きたことで、我々がいるこの世界で起きたことではない。しかし、それは我々がいるこの世界ととても密接な連係があり、いくつかの因果を教えてくれる。今はそれを話す機縁が熟したので、先にそれを整理して公開しようと思う。

最初に私は「亘古世界」の物語を整理した。

その物語はとぎれとぎれで、時には私の夢の中で現れ、時には私が禅定に入った時、平先生が話してくれた。平先生の話を聞くうちに目を閉じると、私の頭の中では一つの立体的な画面が現れ、まるで3D映画を見るようであった。そして、このように数年間受け取った、とぎれとぎれの情報を元に、私はついに全ての因果の経緯が分かり、悟ったところがあった。

平先生との物語と同様に、「亘古世界」も不思議なことがたくさん記録されていて、多くの人に知られていないことを通じて、全ての因果の経緯を教えてくれる。

同様に神話を語っていると思ってもらってもよいだろう。それが真実かどうかを言い張る必要はない。平先生が言ったように、凡人は好んで奇異なものを探し求めるが、その背後に隠されている玄妙さはいつも見過ごしている。これが正に世の中に迷っている凡人であり、永遠にその迷いから脱出することができない。しかし、修行者は表象からその背後にある玄妙さを見抜くことができ、そのため、無限の知恵を持つ神霊となるのである。

(続編「亘古世界」をお楽しみに)

ー本文は大紀元が著作権を取得しています。 転載される場合は、出所を明記してくださいー

 (翻訳編集・柳小明)
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