【大紀元日本7月24日】
大豆の薬用効果
大豆には黒、白、黄、褐色などがありますが、生薬として使用されるのは黒大豆です。黒大豆は、補腎健脾、利湿解毒の効能があり、肝腎不足による頭のふらつき、めまい、目のかすみ、顔のシミ、白髪、浮腫み、腰痛、膝痛、腹痛、下痢、薬物中毒などに効果があります。
使用例:
① 顔面神経麻痺には黒大豆300gを少し煙ができるまで炒め、熱いうちに1ℓの焼酎に漬けると、一昼夜後から服用できます。朝晩2回、100mlずつ飲みます。
② 寝違いには黒大豆500gを蒸し、布で包んで枕にします。
③ 妊娠の腰痛には黒大豆300gを焼酎600mlで30分煎じ、空腹時に100mlずつ飲みます。
④ 急性の腰痛には黒大豆500gを水で濡らしたあと熱くなるまで炒めて、布で包んで腰を温めます。冷めたら再び炒めて使用します。
⑤ 食中毒には黒大豆100gを水500mlで煎じて服用します。
【付記】黒大豆のもやし(生薬名・大豆黄巻)を乾燥して粉末にし、一日3回3gずつ服用すれば、湿邪による筋肉痛、膝関節痛、顔のシミ、皮膚と髪の乾燥、月経痛、胃のつかえなどに効果があります。
小豆の薬用効果
小豆は利尿、排膿の効能があり、水腫や出来物、血便、血尿などの症状に効果があります。他に酒毒、難産、乳汁不通などにも有効です。
緑豆の薬用効果
緑豆(りょくとう)を煮たスープは、夏の暑熱を冷ますのに効果があります。その他に、緑豆は、解毒作用があり、植物性や鉱物の解毒にも有効です。
刀豆の薬用効果
刀豆(なたまめ)は下気の効能があり、胃腸を調和し、逆上の気を降下させます。しゃっくりに有効です。
白扁豆の薬用効果
白扁豆(びゃくへんず)は脾虚湿邪による倦怠、無力、食欲不振、泥状便あるいは慢性の下痢に効果があり、婦人の脾虚による帯下過多にも有効です。
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