<赤龍解体記>(76)温家宝首相、北京豪雨で死者多数に至った「共同的責任」を拒否

【大紀元日本7月30日】北京市当局は、今回の北京豪雨での死者数を当初の38人から77人に修正した。しかし市民たちは、なおも当局の発表に疑惑をもっており、実際の死者数は少なくとも千人以上と見られている。従来は、災害や事故発生直後には現場に急行し、救援活動を指揮することで「消防隊長」とあだなされている温家宝首相は今回、異例にも他の常務委員同様姿を見せず、災害についてのコメントも控えている。

関係筋の情報によると、温家宝首相は、北京豪雨での死亡者が多数に至った責任を自身に転嫁されるのを拒んだうえ、他の常務委員と共に「共同的責任」を背負うことも拒否したという。

温家宝首相は2004年7月11日の北京豪雨の時は、豪雨の収束前、災害現場にいち早く到着し、救援活動を指揮したり被災者を見舞ったりした。また北京市政府には、「北京市建設の問題点を反省すべき」とした上で、「さらなる降雨に備え、電気の供給、交通や家屋、とりわけ危うい老朽化住宅の安全性を確保するよう」と指示した。

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