【ぶらり散歩道】ー千葉篇ー 旧神谷伝兵衛稲毛別荘
【大紀元日本4月11日】JR総武線稲毛駅西口から歩いて15分、京成稲毛駅から歩いて6分、浅間神社前を通って国道14号に出たら左折すると、300mほど先の高台に旧神谷伝兵衛稲毛別荘があった。かなり高い場所まで階段が続き、ホッと一息ついた視線の先に、ロマネスク様式のアーチが見事な洋館が建っていた。この建物は神谷伝兵衛(1856~1922)の別荘として1918年(大7)に建てられたが、1923年(大12)9月1日の関東大震災にも耐え抜いた。そして2011年(平23)3月11日の東日本大震災でも、少しの破損だけで生き延びたと言う管理人の言葉だった。
1階ピロティから玄関を入ると右手が広間で、手入れの行き届いた寄木張りのフロアと絵が入ったマントルピースが目を引いた。2階和室のブドウの木の床柱と天井は、粋を凝らした作りだった。1枚の木からくり抜いたもっこく型の窓は、職人の技がひときわ冴えわたっていた。2階の出窓から見た残雪の庭は、早春の陽ざしの中でゆらゆらと華やいで見えた。
“日本のワイン王”の異名を持つ神谷伝兵衛は、茨城県稲敷郡岡田村(現:牛久市中央)の原野を開墾してボルドー原産の苗木を6,000本移植して、本格的なワイン醸造に乗り出した。その旧神谷酒造醸造場事務室が現存しているシャトーカミヤ本館で、1903年(明36)に建てられて今でも優美な姿を見せている(2008年国重文)。
関連記事
いお茶やコーヒーをそのまま飲む習慣に注意。非常に熱い飲み物とがんリスクとの関連を研究が示しました
唐代の奇書『酉陽雑俎』を手がかりに、未知を排除せず包容する中国文明の精神と世界の広がりを描き出す。古人の謙虚な姿勢から学ぶ
目のかすみ、ドライアイ、まぶたのけいれん。強いストレスが目に現れる仕組みと、見逃したくないサインを紹介します
AIに思考や執筆を任せることで、私たちが失っているものとは?アマゾンの6ページ文書文化に象徴される「苦労して考えるプロセス」の重要性を紐解き、AI依存が招く思考の均質化や認知的オフローディングの罠、そして主体性の喪失に鋭く迫る必読論考。
近年は現代医学でも、腸内環境と皮膚の健康をつなぐ「腸皮膚軸」に注目が集まっています。シミを表面だけでなく、内側から見直す視点を紹介します