セロン・チャウ(神韻公式ページ)
【大紀元日本4月19日】朝早く起きることが好きな人なんてどのくらいいるんだろう? 目覚ましをスヌーズにして放っておきたいけれど、寝過ごしてしまうとストレッチの時間が減ってしまう。ベッドから這い出して、おそるおそる足を床に付ける。固い床と疲れ切った足の裏が触れると、むこうずねに麻痺するかのような衝撃が襲う。
ほとんど毎朝、こんな感じで起きる。嫌だけど、実は好きなことでもある。悪くない。だって、毎日大好きなことをするためのほんのわずかな犠牲に過ぎないから。神韻のダンサーになるということは、多くの自己犠牲を伴う。肉体的な痛み、疲れはもちろん、家族や友人から数カ月も離れるという感情的なストレスもある。幸運なことに私の場合、妹も芸術団員なので救われてる。それに、芸術団全体が一つの家族のようでもある。
プロの演技者の生活を知らない人は、「ここまで要求の高い生活にそんな若さで入れ込んじゃっていいの? 若さを満喫する機会を失うわ。それが本当にあなたのしたいことなの?」と尋ねる。
神韻でダンスすることは単なる辛い仕事と思われているようだ。しかし、青春のすべてを神韻のダンサーとして費やすことこそ、私が望んでいること。 芸術への情熱のため、 そして世界の人々と分かち合う機会のためなら、精神的、肉体的な犠牲もいとわない。
同年代の多くの人が、この世での自分の位置を模索し、幸せとか、自分のやりたいことは何かとか、不安を抱えている。けど、私は必要なものを全て手にしてしまったの。わずか数年で、ほとんどの人が一生かけても廻りきれないほど世界各地を訪れてきた。そして毎点xun_齒盾ノ過ごせる親友たちがいる。
(左から)ジェニファー・チェン、ヘレン・シア、クリスタル・ヘイ。グランドキャニオンで。(神韻公式ページ)
人生は、今を生きることだと思う。未来を必要以上に心配することはない。過去にこだわることもない。過ちから学び取る。問題を避けようとしてつま先立ちして周辺を歩くことはない。
目の前にある自分にちょうどよいもの、本当の自分を定義づけてくれる貴重なものを無視して、常に多くのものを欲しがって 、自分ではないものを落ち着きなく追い求める人間になんて、なりたくない。
今この瞬間を楽しんで、そして、自分が手にした全てを愛したい。
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