【神韻ブログ】不本意な「タダの広告」

  シンディ・チー 神韻ダンサー

【大紀元日本1月17日】今月29日から、7回目の神韻世界ツアー日本公演が東京と神戸で開催されます。舞台の上で息を呑む技を披露し、心を揺さぶるストーリーを編み出す芸術団のアーティストたちは、神韻ホームページのブログを通して舞台裏の一面を見せています。練習秘話や世界の街角などを綴るこの【神韻ブログ】コーナーで今日ご紹介するのは、公演で毎年、遭遇している「タダの広告」の話です。2012年3月のブログ記事です。

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アメリカ国内をバスで移動していると、鮮やかなオレンジ色の看板(12年公演のテーマ色)をあちらこちらでみかける。あなたも見たことがあるかもしれない。今年の神韻の大型看板で、仲間のアンジェリア・ワンが楽しそうに跳躍している。1週間ほど前、その広告の前を通った時にふと考えた。あの看板ひとつの広告費が、例えば月に2千ドルとすると、アンジェリアを100人、1000人設置するのにいくらかかるだろう。豪邸が何軒買えるのだろうか。

大型看板、店先、テレビCMでの広告は確かに効果がある。しかし、最近、神韻公演のためにシアトルに来て、神韻の強みに気が付いた。時折、神韻はタダでたっぷり宣伝してもらえるのだ。

1月18日、シアトル市議会は駐サンフランシスコ中国総領事館から書簡を受け取った。意図は明白だ。神韻に対する妨害。やれやれ、またか。

『大紀元時報』によると、中国共産党はシアトル市会議員に対し、神韻に祝辞や賞状を贈ったり、公演を観たり、マスコミの取材に応じたりしないよう、書簡で警告した。警告の後には、神韻に対して否定的な共産党路線のお決まりの言葉が続いていた。

ひどい? もちろん。ショック? そうでもない。初めてのことではないから。どこで公演をしようと、中国の大使館と領事館はいつも何かをたくらんでいるようだ。彼らは海外の中国人グループを厳しく監視していて、共産党路線から外れて行動する者たちを脅迫する。共産党が破壊してきた中国伝統文化の復興を使命に掲げる神韻も、その例に漏れない。

書簡事件のことを2週間後に聞いたとき、ため息が出たが、日々の生活が止まることはない。ただ、バスのタイヤをパンクさせたり、公演に行かないよう観客を脅したりして、神韻を妨害する事件が起きるたびに、タダで宣伝してもらえるのだ。このような妨害が報道されると、人々は自由を脅かすものとして怒り、チケットの売り上げがぐんと伸びる。

妨害活動が成功した例はほとんどない。しかし、2010年の香港でのデビュー公演の数日前、公演者の荷物も全てまとめた段階で、香港政府が数名の主要技術スタッフの入国ビザを却下したという出来ごとがあった。7公演のチケット全てが完売していた。本当に残念だった。

また同じ年、モルドバの首都の劇場での初演の朝、団員を劇場に入らせない形で妨害された。公演直前の数日に劇場の支配人と市長が神韻公演に関して中国大使館から何度も連絡を受けていたことがわかった。当日は落胆した観客と記者会見で一日が暮れた(団員を慰めるため観客は花束を持って戻ってきてくれた)。

昨年、ソウルで中国共産党はまたもや妨害してきた。しかしこの時はマスコミの報道や地元の裁判所の介入のおかげで公演は予定通り行われた。

そして今回、また同じことが起こった。 公演の2日前にシアトルに到着するとマスコミに取材された。この妨害に関する報道のおかげで、チケットの売れ行きは素晴らしかった。豪邸を買えるだけの宣伝、彼らがあちこちでしてくれているのだ。

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中国伝統舞踊の復興を掲げる神韻芸術団を大紀元はサポートしています。

神韻について詳しい情報はこちら。 ja.shenyun.com

チケットコールセンター電話番号 0120-91-8487(10:00~19:00)