中国の農地強制収用 農民の「血と涙の物語」=ニューヨーク・タイムズ紙
【大紀元日本10月4日】中国の多くの都市では、地方政府が市中心部の住民を立ち退かせ、その土地を民間企業に売却し、厖大な収益をあげてきた。近年では、その政府の目が近郊の農村の土地にも向けられはじめた。代々住み慣れ、収入源でもある農地を手放したくない農家の人たちと強大な国家権力。その間で、暴力的な戦いが繰り広げられている。ニューヨーク・タイムズ紙中国語サイトはこのほど、複数の事例を取り上げ、中国のこの社会問題を詳しく報じた。以下はその抄訳である。
焼身自殺した成都市近郊の工場経営者
現場は四川省成都市。車を運転しながら、唐慧青さんは道路脇の空き地を指差した。亡き妹の工場の跡地だったこの土地は、いまは荒れ果てているが、彼女にとって過去の惨事が脳裏に鮮明に刻まれたままだ。
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