経済誌、「裸官」問題の報告書 「金融界は被害が深刻」

【大紀元日本10月15日】中国の経済誌「財経」はこのほど、裸官に関する報告書をまとめ掲載した。ここ20数年間で逮捕された59人の裸官が数十億元(数百億円)を海外に持ち出したことや、金融業界の裸官問題が最も深刻だ、などのことを指摘した。

「裸官」という言葉は2008年に生まれたと言われ、裸は「家族がいない、一人」という意味。つまり、家族や財産を海外に移し、自身一人「裸」で国内に留まる腐敗幹部のことを指す。同記事は、裸官すなわち腐敗幹部ではないが、裸官と腐敗幹部とは一歩の差しかないと指摘した。

裸官は1980年代に現れたが、一つの社会現象として話題となったのは2008年前後。同記事はこの20数年来、逮捕された59人の事例を集め、その特徴を分析した。

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