【大紀元日本11月4日】覆盆子(ふくぼんし)は、バラ科掌葉覆盆子(ゴショイチゴ)の果実で、性質は微温、味は甘、酸で、益腎、固精、縮尿の作用があり、腎虚の陽萎、遺精早泄、頻尿、遺尿、咳などの症状の治療に使われる。
遺尿や頻尿の場合、桑螵蛸(そうひょうしょう)、益智仁(やくちにん)、金桜子(きんおうし)などを配合する。使用量は何れも3~6グラムで、煎じて服用する。
一説には古代に使用していた便器が「盆」と呼ばれ、覆盆子という生薬を煎じて飲めば、頻繁に使用する必要がなくなり、便器の盆を覆っておくことから「覆盆子」と呼ばれたという。
腎陰虚、熱がある人には禁忌で、使用する場合、医師や薬剤師の指導を受ける必要がある。
(翻訳編集・藤本)
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