北京のマンホールで10年暮らした男性 「尊厳は私には贅沢だ」

【大紀元日本12月25日】12月初旬、北京のマンホールで暮らしている人達が発見されたニュースが、中国ネット上で話題となり、社会で大きな反響を引き起こした。これらの「マンホール住人」の多くは年配で困窮した地方の出稼ぎ労働者で、栄光ある輝かしい首都の最も安いアパートの家賃も払えないため、地下のマンホールに住み家を構えていた。清潔でなくても厳しい冬の間は天国のような暖かな「我が家」だと語った。

北京日本人学校や高級ホテルの麗都酒店、有名な麗都広場と麗都公園の所在地でもある北京市朝陽区の麗都地区で、今回20数人の「マンホール住人」が発見された。河北省出身の王秀青さんの境遇が特に人々の関心を引いた。

3人の子供の父親である王さんは、政府の一人っ子政策に違反したため巨額な罰金が課された。罰金を払わなければ、子供達の戸籍登録が出来ず進学もできない。子供たちの将来のために出稼ぎに来た王さんは、月数百元の家賃も惜しんで10年前からマンホールに住み始めた。

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