【佛家故事】 輪廻転生(二) ー父親が羊(娘)で饗するー

【大紀元日本6月9日】唐の貞観(じょうがん)の時代、都に韋慶植という人がいた。彼の娘は幼い頃に他界し、夫婦共々非常に悲しんでいた。

2年後のある日、韋慶植は客を招くために羊を買った。その日の夜、韋慶植の妻は、亡くなった娘が黒のスカートに白いシャツを着て現れる夢を見た。髪に一対の玉かんざしを挿した娘は、悲しげな顔で話した。「私は誕生日の日に、お金をこっそり盗みましたが、その事について誰にも告げませんでした。今は羊に生まれ変わって、それを返しに来たのです。明日の朝、殺されます。お母さん、どうか私の命を救って下さい」

母親は驚いて目を覚まし、買ってきた羊を見に行った。この羊は下半身が黒く、上半身は白く、頭に白い毛が二点あって、玉かんざしのように見える。妻は、その羊を殺さないようにと料理人にきつく言い渡した。しかし、夫の韋慶植はそのことを知らず、客たちが来ているのに料理が出ないことに腹を立てた。料理人は仕方なく羊を殺し、おいしい料理をこしらえた。

▶ 続きを読む
関連記事
紀元前6世紀のアテナイで、深刻な貧富の格差から生じた負債奴隷の危機を救った伝説の政治家ソロン。独裁を拒み、富裕層と貧困層の「共通の盾」として中庸を貫いた彼の法改革と、正義を重んじた生涯を解説
魚に含まれるオメガ3脂肪酸やコリンは、子どもの脳や行動の発達に関わる可能性があります。研究結果と注意点、食べやすくする工夫をあわせて紹介します。
その不調、実はストレスではなく神経のサインかも?闘争・逃走モードにとらわれた体が発する9つの兆候と、気づくためのヒントをやさしく解説します。
子どもに本物の芸術体験を――その第一歩は家庭から。日常の中で無理なく文化に触れられる8つのアイデアを通して、感性と好奇心を育てるヒントを紹介します。
ふとした笑いやユーモアが、気持ちを軽くし、人とのつながりを保つ助けになることがあります。ただし、その使い方には少し注意も必要なようです。