香港民主化デモ 強制排除実施 数十人身柄拘束

【大紀元日本10月15日】香港警察は14日夜から15日早朝にかけて、民主化デモの各占拠現場(金鐘、旺角、銅鑼湾)で強制排除を行い、学生や民主派30数人の身柄を拘束した。負傷者も出ているとみられる。

もっとも混乱したのは金鐘(香港政府本部庁舎前)の現場。

15日午前3時ごろ(日本時間同4時)、警棒や盾を持ち同現場に現れたおよそ300人の警官は、催涙スプレーを発射してバリケードやテントを強制撤去し、武力でデモ隊を退散させはじめた。デモ隊は傘で応戦し、双方は激しく衝突。複数のメディア関係者も負傷したもようだ。

民主派議員が現場で警官隊に「やめるよう」と呼びかけたが、「違法行為の取り締まりだ」として、聞き入れてもらえなかった。

同4時前にデモ隊は現場から追い出された。

学生を中心とするデモ隊は13日早朝、政府に対し、政府本部庁舎前の市民広場を提供すれば、路面電車が通る金鐘道の占拠を中止すると提案していたが、政府は拒否。その直後から14日昼にかけて、親中派と警察は各現場のバリケードを強制撤去し、夜になって、金鐘の数百人の学生ら民主派は新たにバリケードを設置した。

13日昼、力づくでバリケードを撤去しようとする正体不明の親中派らと、必死にバリケードを守ろうとする黄色のリボンをつけた若者 (ネット写真)

(記者・李真、翻訳編集・叶子)

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