〈香港デモ〉相次ぐ衝突、長期化に苛立つ中国当局 「重大な政治事件だ」と批判攻勢

【大紀元日本10月16日】香港の中心部アドミラリティ(金鐘)にある行政長官弁公室(官邸)前で16日未明、道路にバリケードを設置したデモ隊を排除しようと、警官隊はスプレーを噴射し、衝突が起きた。15日未明にも現場の道路を占拠したデモ参加者45人を逮捕するなど強制排除したばかりで、2日連続の衝突となった。相次ぐ衝突の背後に20日から始まる共産党第18期中央委員会第4回全体会議(四中全会)を控え、中国当局は長期化の様相を見せている香港デモの早期解決を図りたい思惑があるとみられる。

デモ隊は16日未明、道路にバリケードを設置して封鎖した。数百人の警官隊が駆け付け、デモ隊を車道から歩道まで排除した。警察は2人のデモ参加者を逮捕したと発表した。15日の強制排除の際に、無抵抗の民主派男性が複数の警官に殴る蹴るの暴行を受け、内外から批判の声が集まった。

2週間以上続いているデモに中央政府は苛立ちを隠せない様子だった。共産党機関紙の人民日報は1日から10日まで連日、「背後にアメリカなど西側勢力の支持があった」などデモを糾弾する記事を掲載した。しかし、アメリカ当局はこれを否定した。

▶ 続きを読む
関連記事
米イランの緊張が続くなか、イランのアラグチ外相は「イスラエル軍がレバノンから撤退しない限り戦争は終わらない」と主張。水面下で米イラン間の間接交渉が続くなか、停戦をめぐる駆け引きが激化している
中国共産党(中共)党首習近平が来週、北朝鮮を訪問する。専門家は訪朝の意図を分析し、米朝間の有効な仲介は困難であり、むしろロシアと北朝鮮への影響力をめぐる争いが主眼だと指摘している。ただ中朝両国はもともと同床異夢の関係にある
なぜ海軍ではなく海警なのか。台湾東方海域での巡航には、低コストで圧力をかける中共の新たな対台戦略が透けて見える
フィリピンのテオドロ国防省は中共の制裁に対し、「中国に資産はなく、行く予定もない」と述べた。さらに、中国の人々は友好的だとしながらも、そうした良さは「威圧的な政府体制」によって損なわれていると批判した
台湾は中共の軍事的脅威に対応するため、反艦ミサイルの配備を急ぐ。2029年初めには保有数は1800発超となる見通しだ