カナダ大学、提供臓器問題で長春大学と提携中止 大型病院で「手術練習」

【大紀元日本12月23日】中国吉林省の長春大学と25年の提携関係にあったカナダ・ケベック州のラヴァル大学は、「死刑囚と政治犯の臓器を移植用に使用」との疑いがあるとして、長春大学との医学交流を打ち切ると決定した。ラヴァル大学の内部文書を地元紙「ル・ソレイユ」が17日付で伝えた。近年、中国の不透明な臓器提供をめぐり、国際社会から批判の声が高まっている。

疑惑は5月、ケベック州医学交流代表団の長春訪問時に浮かんだという。ラヴァル大学の内部文書には「複数の確かな証拠によると、中国では死刑を処された政治犯の臓器が移植用に使われている」「疑惑が払しょくされるまで、中国との医学交流のプロジェクトを中止する」と記されていた。

両大学は医学部学生の交換留学などの交流活動を長年、行ってきた。今年5月長春市を訪問したばかりというラヴァル大学医学部外科イヴァン・ドゥビル(Yvan Douville)部長は「ベッド数3500の大型病院で、何回も腎臓移植手術を練習した」と述べた。

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