上海市副秘書長を規律違反で調査 香港紙「多くの幹部に波及」

【大紀元日本3月18日】幹部の汚職・腐敗を取り締まる中国共産党中央規律検査委員会は17日、上海市政府の戴海波・副秘書長(53)が重大な規律違反と違法行為で取り調べを受けていると発表した。汚職容疑とみられる。中国メディアは、同氏は複数の不動産を所有していると報じた。

2012年の第18回党大会から始まった反腐敗キャンペーンで、同市で高級幹部が失脚したのは初めてとなる。

戴氏は2013年2月、副秘書長に就任。同年9月、上海に設けられた経済特区「上海自由貿易試験区」の管理委員会常務副主任に就任したが、わずか1年で更迭された。副秘書長の職はその後も継続した。

当時、更迭の理由について当局は「通常の人事異動」としていたが、元妻が長年にわたって同氏の汚職・不正行為を告発していたためだとの報道も出ていた。

_戴氏は江沢民元主席の次男・江綿康氏と親しい関係にあるとされている。長年、経済界の要職を務めてきた同氏の失脚について、香港紙・経済日報は「多くの幹部に波及するだろう」と分析した。

(翻訳編集・王君宜)
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