【大紀元日本7月22日】一人の中国人が初めて日本を訪れた際、ある二つの出来事に感動した。その経験をまとめた感想文が中国のネットに掲載されている。
「中国では日本の物価は相当高いと報道されていましたが、実際に日本を訪れてみると、意外にもそれほど高くはありませんでした。日本の平均収入は中国の十倍弱ですが(私が勤めている会社の一般職員の月給は5000人民元くらい。同職種の日本企業の一般職員の月給は約40万円、つまり4万人民元に近い)、物価は中国とさほど変わらないと感じました」
初めての経験
「日本に着いた私はまず、電化製品を買いに行きました。電気店でデジタルカメラを購入し、クレジットカードで支払うことにしましたが、その際、メンバーズカードがあればポイントが貯まることを知りました。貯まったポイントでカメラの付属品も購入できると考えた私は、メンバーズカードを申請しました。しかし、店員はなかなか手続きをしてくれません。中国人を差別してポイントを与えたくないのではないかと思いましたが、結果は予想外のものでした。その店員は私に、メンバーズカードは使わない方がいいと勧めてくれたのです。外国人がクレジットカードで支払いをすると消費税が免除されますが、ポイントが付与された場合、消費税の免除が出来なくなるというのです。私にポイントを与えたくなかった訳ではなく、どちらの方法で支払いをするのが客にとって得になるのか、ということを考えてくれていました。 私が日本で見た、最初の衝撃的な出来事でした」
2回目の経験
「宿泊したホテルには朝食が付いていました。朝食は日本式のもので、ご飯に生卵をかけ、そこに醤油をかけて混ぜて食べるようでした。私に配られた膳にも生の卵が付いていましたが、生物は食べたくなかったので卵はそのまま残しました。
翌朝も同様のメニューでした。仕方ないと思って不意に卵に触ると温かったので、私は大変驚きました。生卵ではなく、ゆで卵だったのです。 周りを見回すと、みな生の卵をかけたご飯を美味しそうに食べており、私だけにゆで卵が配られたようでした。私は前日、生の卵を食べないということは、誰にも話していませんでした。ただ、出された生卵を残しただけだったのに・・・。数千人もの宿泊客がいる中で、ホテルのスタッフはどのようにして生卵を食べなかった人間を覚えたのでしょうか? しかし、ホテルのスタッフは私を一目見ただけで生卵を食べなかった人物だと認識し、特別に用意したゆで卵付きのご飯を持ってきてくれたのです。私は日本で、再び感動する出来事に出会いました」
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