【私の一枚】不知火光右衛門

【大紀元日本8月14日】熊本県菊池郡大津町の歴史文化伝承館に一体の力士像が展示されています。力士像には身長173cm、体重124kgという説明書きがあります。現代の大相撲ではむしろ小兵力士ですが、当時としては堂々とした体躯だったでしょう。さて、この力士。現代の相撲界にもしっかりと、その名前を残しています。

力士の名前は不知火光右衛門。文政8年(1825)5月、大津町下町の原野慶助の二男に生まれました。横綱の土俵入りには「雲龍型」と「不知火型」の二種類がありますが、先代(第八代横綱不知火諾右衛門)が創始した「不知火型」を不知火光右衛門がさらに華麗にしたと言われています。

(撮影:定吉  撮影場所:熊本県・大津町 撮影日:2015年8月)