習近平政権のトラ刈り
反腐敗に「逃げ道」なし=人民日報が汚職官僚にシグナル
人民日報は9月28日付けの「反腐敗の道に華容道(逃げ道)なし」と題した記事を発表した。習近平政権の腐敗官僚に対する強固な態度をあらためて示す格好だ。特に、最大の敵対勢力で「大トラ」と揶揄される江沢民元主席と一派に対する警告と見られている。
同紙は論説のなかで、賄賂の罪で紀律検査委員会から追われ、国外逃亡を試みたものの失敗した国土資源局長・安家盛氏の例を挙げた。安氏は出国申請を却下され、自首した。文章は、安氏の例により汚職官僚に対して「自首以外の選択肢はない」「(逃走できるという)偶然を期待するものは、もはや救いようがない」などと、強く警告した。
中国共産党の機関紙・人民日報は、今年の8月10日にも、元指導部による「長老」支配体制を批判する論説を出した。
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