民族の同化政策

チベット族、言語奪われ 伝統文化の危機

中国政府は、西部の少数民族に対して、現地の言語教育を制限し、漢民族の標準言語「漢語」教育を加速させている。漢民族文化への同化政策を押し進めている。米ニューヨーク・タイムズが11月28日に伝えた。

ラサ中心地から680キロ離れた青海省には、中国国内に住むチベット族の6割が住んでいるといわれている。そのため、80年代以降、チベット文学や映画、芸術、学術論文はほとんど青海省から生まれている。

しかし、中国政府は、青海省の公立学校でチベット語の第2言語化を進めており、最近では、チベット僧が開いた民間学校や寺院などで、チベット語を教えることを禁じた。教育言語を漢語に変え、新しい教科書にもチベットの歴史と文化が削除されているという。

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