温暖化
チベット高原、氷河縮小 アジア20億人の水源危機
「世界の屋根」ヒマラヤの氷河が縮小している。研究によると、ヒマラヤ山脈をふくむチベット高原の気温は温暖化により上昇し、氷河は20年以内にすべて溶けてなくなると予測されている。チベット高原は、アジアの20億人以上に淡水を供給する数多くの大河の源となっている。氷河の消失はアジア地域の数十億人に影響がおよび、将来、水源の争奪戦を招きかねない。
アジア他地域より4倍の早さで気温上昇
米メディア「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」12月5日の報道によると、中国チベット自治区や青海省などに広がるチベット高原の気温はアジアの他地域に比べて4倍の早さで上昇しており、氷河は急速に後退し続けている。専門家は、近い将来、チベット高原にある大部分の氷河と永久凍土は溶けてなくなるとみている。
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