中国伝統文化百景(10)

伝説上の最初の帝王―伏羲

伏羲(伏義、伏儀という表記もある。前3350年?~前3040年?)は、古代中国の伝説と神話に登場する神、または伝説上の帝王である。伏羲は風姓、別名に宓羲、包犠、庖犠、伏戯などがある。伏羲に関してはさまざまな説があるが、「三皇」の一人に挙げられ、中華民族の人文の始祖と崇拝されることにほぼ異論はないようである。

『史記』三皇本紀によれば、伏羲氏は風姓であり、燧人氏に代わって、天位をついで王となった。母を華胥といった。華胥は雷沢(雷沢の場所に関しては、山東省や山西省などの説があるが、甘粛省にある説がもっとも有力と思われる)で神人の足跡を踏んで、伏羲を成紀(甘粛省)で生んだ。伏羲は蛇身人首で、聖徳があった。

伏羲は仰いでは天象を観察し、俯しては地法を観察し、あまねく鳥獣の模様と地の形勢を見きわめ、近くは自身を参考にし、遠くは物事を参考にして、はじめて「八卦」を画し、かくして神明の徳に通じ、万物をその本質に適合しておさめた。

▶ 続きを読む
関連記事
基隆の海鮮の美味しさ、私だけが知っているなんてもったいないです。今回は基隆の八斗子漁港へ足を運びました。地元ガイドさんに案内してもらい、彼の心温まるもてなしで八斗子漁港の絶景を存分に楽しみました
紀元前6世紀のアテナイで、深刻な貧富の格差から生じた負債奴隷の危機を救った伝説の政治家ソロン。独裁を拒み、富裕層と貧困層の「共通の盾」として中庸を貫いた彼の法改革と、正義を重んじた生涯を解説
魚に含まれるオメガ3脂肪酸やコリンは、子どもの脳や行動の発達に関わる可能性があります。研究結果と注意点、食べやすくする工夫をあわせて紹介します。
その不調、実はストレスではなく神経のサインかも?闘争・逃走モードにとらわれた体が発する9つの兆候と、気づくためのヒントをやさしく解説します。
子どもに本物の芸術体験を――その第一歩は家庭から。日常の中で無理なく文化に触れられる8つのアイデアを通して、感性と好奇心を育てるヒントを紹介します。