エレベーターから女性の遺体 閉じ込められ餓死=西安
中国西安市内の集合住宅で故障したまま長く放置されたエレベーターの中から、女性の遺体がこのほど発見された。閉じ込められたまま餓死したとみられ、住民側は管理会社の責任を指摘している。中国メディアが報じた。
エレベーターはワンフロア28戸の大型集合住宅に設置されている2機のうちの1つ。以前から監視カメラと非常ベルが壊れておりドアにも不具合があったため、住民は管理会社に対し何度も修理を求めてきたが、会社側は放置したままだった。2月の旧正月の前に動かなくなったきり、管理会社が電源を切って使用禁止にした。
3月1日、管理人がエレベーターを開けたところ、この集合住宅で一人住まいの40代の女性がなかで亡くなっているのを発見した。使用禁止になる前に閉じ込められて餓死したものとみられる。ネット上では住民と名乗るユーザーから「女性は(脱出しようとして必死で)ドアをこじ開けようとしたらしく、全ての指が変形していた」との書き込みがあった。
管理会社のずさんな対応に対し、住民側からは怒りの声が挙がっている。3日夜には住民による集団抗議活動が行われ、同社に過失致死の疑いがあるとして法的責任の追及を求めている。
(翻訳編集・桜井信一、叶子)
関連記事
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]