中国北京のAIIB (ChinaFotoPress/ChinaFotoPress via Getty Images)

台湾、AIIB加盟見送り

  台湾財政部の張盛和部長は台湾が中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)への加盟について、中国側の要求が台湾の尊厳を損ねたとして加盟を見送ると示した。12日付台湾メディアの中央通信が伝えた。

  AIIBの金立群総裁はこのほど、台湾が加盟申請する際に同行規定第3条第3款「主権を持たない申請者は国際関係上の責任を持つメンバー国による申請同意で加盟できる」に従い、中国財政部経由で申請すべきだと発言した。中国当局は台湾が主権を持たなく、中国の一部だと見なしているためだ。

  台湾当局は昨年の加盟申請の際に、名称として「中華台北」(チャイニーズ・タイペイ」が受け入れられる最低ラインだと主張した。張財政部長は、金総裁の発言では台湾の尊厳を損ない、台湾のAIIB加盟は実質的に破局だとの見解を示した。

▶ 続きを読む
関連記事
中国経済は消費の低迷や不動産危機、投資減少により厳しい現状に直面しています。唯一の支えである輸出も世界的な反発に晒されており、今後の成長持続には不透明感が漂う背景と現状を解説します
中国の7月若年失業率は17.9%と過去3年の7月で最高水準に上昇した。1270万人の卒業生が就職市場に流入する一方、低賃金・不安定雇用が広がり、保護者からは「大学まで出した意味がない」との嘆きが出ている
数時間待ちだった「ケーキ界のエルメス」が、1年で約180店閉鎖。中国で「ご褒美消費」が冷え込んでいる
夏休みなのに、中国の習い事教室に生徒が来ない?
中国河北省で白菜へのホルムアルデヒド使用が問題となるなか、2012年の官製メディア報道では、同様の鮮度保持が中国各地で行われ、業界の慣行になっていた実態を伝えていた