2016年の神韻世界ツアー日本公演がスタートした。日本の舞台を踏むダンサーたちは、観客に向けて思いを語った。
女性プリンシパルダンサー「日本の皆さんに中国古典舞踏を楽しんでいただきたい」
何年もの間、ツアーでプリンシパルを務めている女性ダンサー周書汀は今回が2回目の来日となる。「日本には伝統的なものが多く残されていて、どこに行ってもとても清潔。日本人の礼儀正しさは人を心地よくさせてくれる」
周は、幼少からダンスを習っていたが、中国古典舞踏を習い始めてその奥深さを理解した。「中国古典舞踊は中国伝統文化に裏打ちされたもの。ダンサーが伝統的な中国文化を理解しなければ、神がもたらした中国古典舞踊の真髄『神韻』を表現することはできない」とかたった。
周は、公演を通じて日本の観客に正統な中国伝統文化を知ってもらいたいと願っている。
男性プリンシパルダンサー「ふるさと日本での公演、親しみ感じる」
今年の男性プリンシパルダンサーを務める張如日は、日本で生まれ育った。日本華僑の家庭に生まれ、生まれた時から日本と中国という2つの文化に育まれて成長した。5年前に米国の飛天芸術学院の試験に合格し、中国古典舞踊を専攻。神韻のダンサーとしてデビューを果たし、今回のツアーで初の里帰り公演を披露することになった。
米国での生活にもなれた今、今回のツアーでは日本で舞台を踏む。その想いを意気揚々と話した。「里帰りすることで、周囲の全てが懐かしさを感じさせてくれる」。
今回の舞台で何よりうれしいのは、母校の中学校の校長先生と友人らが駆けつけてくれることだという。日本文化は中国伝統文化から大きな影響を受けている。公演を通して日本の観客に本当の中国伝統文化をより深く理解してもらいたいと語った。
2016年世界ツアーの日本公演は東京(4月24日~26日)、大阪(4月22日)、名古屋(4月19日、20日)。東京の24日初日公演はすでに完売し、大阪、名古屋のチケットも残り少ない。
チケット購入やお問い合わせはコールセンター0120-91-8487(10時から19時まで)。また、神韻日本公演の公式サイトには、座席を自分で選べる電子チケットもある。ぴあ、プレイガイド、ローソンチケット、楽天チケットなど、チケット取り扱い媒体からでも購入できる。
(文・牛彬/編集・佐渡道代)
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