お金を集めて困っている人に寄付するだけでは、後に続かない。そこで、ホームレスのアーティストを支援するイギリスの団体「カフェ・アート」がユニークな方法を考えた。
100台のインスタント・カメラをホームレスに配り、彼らに「私のロンドン」というテーマで写真を撮ってもらった。2,500枚の写真のうち、最終選考に残ったのは20枚。ホームレスの視点で撮影した都会の景色は斬新で、人気も上々。優秀作品を集めて作成したカレンダーの売り上げは9,000ドルに達し、芸術家をめざすホームレスへの支援金にあてられる。
カフェ・アートの目的の一つは、ホームレスたちの精神的な自立だ。彼らはカメラを手にして街を歩くうちに、自信を取り戻していくという。創立者の一人、ポール・ライアンさんは、「彼らが変わっていくのを見ました。このプロジェクトが、彼らを変えていったのです」と話している。
(翻訳編集・郭丹丹)
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