中国伝統文化百景(26)

孟子と荀子――儒学の発展と変容

孟子

孟子(前372年?~前289年)は戦国時代の魯(山東省)の人であり、思想家で孔子に次いで亞聖と称される儒教の重要な人物である。そのため、儒教はまた「孔孟の教え」とも呼ばれる。

学業を孔子の孫の門人から受け、学の道に通じてから、遊歴して斉の宣王につかえた。宣王に重用されなかったため、魏におもむいた。魏の恵王が秦や斉にうばわれた土地を取り戻す方策を尋ねられると、孟子は謀略のかわりに、「仁者無敵」の道を説いた。すなわち国土は小さくても、仁政を行えば、何者にも負けないということである。彼の考えは現実離れした理想論で現時の実情とはへだたりがあるとして、魏の恵王も、彼の主張を採用しなかった。

▶ 続きを読む
関連記事
長年治らなかったPTSDが、呼吸で変わる――。9・11を生き延びた女性の実例と最新研究から、迷走神経刺激が心と体を静かに立て直し、回復を支える可能性を読み解く。治療に行き詰まる人に、新たな選択肢を示す一篇。
腰や足の冷え、夜間の頻尿は「腎の冷え」のサイン。粒のままの黒こしょうを肉と煮込むことで、温かさが下半身に届き、体の内側から静かに整っていきます。
「いつかやろう」が人生を止めてしまう理由とは?年齢や才能の言い訳、スマホ依存まで、行動できない心の仕組みを9つの理論で解説。今すぐ一歩を踏み出したくなる、背中を押す思考の整理術です。
「減塩=健康」と思い込んでいませんか。塩を減らしすぎることで起こり得る不調を、中医学と最新研究の両面から解説。体質に合った“正しい塩の摂り方”を見直すヒントが詰まっています。
避けられないと思われがちなマイクロプラスチックですが、日々の選択で暴露は減らせます。加熱調理や衣類、日用品の見直しなど、今日から実践できる具体策を科学的根拠とともに分かりやすく紹介します。