記念写真を日本で
日本のブライダル市場ささえる、外国人カップルの挙式
結婚する日本人の半分が挙式をしないといわれている今、沖縄や軽井沢など日本のリゾート地で結婚式を挙げる外国人観光客が急増している。その経済効果は、沖縄だけで毎年28億円を上回るという。
日本経済新聞によると、近年軽井沢や沖縄など日本で挙式、結婚写真を撮る中国人カップルが急増している。沖縄では、結婚写真を撮るカップルの10組中1組が外国人。
外国人カップルは金銭を惜しまず、結婚写真に30万~40万円費やす。「プレ新婚旅行」を兼ねた結婚写真を撮ることがブームで、毎年28億6000万円もの経済効果をもたらしている。
6月4日、沖縄恩納村の小さな教会で結婚式を挙げた台湾人の趙さん夫婦。激しく照りつく太陽の中、浜辺で結婚写真を撮影していた2人に、日本人スタッフは気遣って日傘を差したり、タオルを差し出した。日本人ならではの心遣いを体験した趙さん夫婦は「日本人の心遣いに感動した、中国に帰ったら早速友達に薦めたい」と語った。
中国では毎年約1200万組のカップルが結婚する。これは日本の20倍に相当する数だ。外国人が日本で挙式を行うのは「縮小する日本結婚市場を支える大きな柱となる」とブライダル市場の専門家は語る。
外務省の統計によると、2015年に中国人に向けて交付したビザの数量は、過去最高記録の378万773部に達し、前の年に比べて85%も増加した。ビザ取得条件の緩和と円安の影響で、中国からの観光客は大幅に増えている。
今年4月に渡日した外国人観光客は、208万人と前年同期比で18%増加。中でも中国大陸からの観光客数は前年同期比で26.9%増加して51万人に達した。
(翻訳編集・山本アキ)
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