慣れない場所では、なかなか寝付けない人が多い(Shutterstock*)
脳と睡眠

環境が変わると眠れない!そのワケとは

旅先のホテルや宿などで、なかなか寝付けなかった…という経験がある人も多いでしょう。 特に、慣れない環境での初日は、多くの人がグッスリ眠れないことがありますよね。これは「第一夜効果」と言われ、睡眠研究の分野ではよく知られているのです。

今年5月、米ブラウン大学は被験者35人を対象に、この「第一夜効果」と脳の動きについて研究を行いました。その結果、多くの被験者は睡眠テストの初日、右脳より左脳の方が活発に働く傾向があることが分かりました。この左脳は、目覚まし時計のアラーム音など外界の刺激に素早く反応し、覚醒しやすい状態にありました。一方、次の夜からは、被験者たちの左右の脳の動きに違いは見られませんでした。二日目以降は環境に慣れるため、脳が警戒しなくなるのかもしれません。

(rachel CALAMUSA/Flickr)

多忙な出張をこなす人にとって、良質な睡眠はとても重要です。もしかしたら、「どこでも初日にグッスリ眠れる人」が、デキるビジネスパーソンの秘訣なのかもしれませんね。

(文・郭丹丹)

関連記事
ほうれん草は栄養満点のスーパーフード。目の健康や心臓病予防、がん対策、さらにはダイエットや肌のアンチエイジングにも効果が期待できます!食卓に取り入れて、健康的な毎日を目指しませんか?
中国には、「一日の始まりに必要な7つのものがあり、それは、薪、米、油、塩、たれ、酢、お茶である」ということわざがあります。お茶は中国の文化の一部としてなくてはならないもので、客人にふるまったり、食後にたしなんだり、その長い歴史の中で育まれてきました。
世界中の美しいカフェ10選を巡る旅へ。歴史と芸術、文化が交錯する特別な空間で、至福の一杯を味わいませんか?
吉祥寺マルイにて、台湾が誇る漢方食材や東洋の叡智を感じられる商品を販売します。さらに、台湾ならではの味を楽しめ […]
インドの若きモデルマネージャーが語る、ファッション業界で輝き続ける秘訣。「真・善・忍」の実践がもたらす内面の美と成功への道とは?