中国改革、一つ上のステージへ

分析=中国、一党独裁を解く「大統領制」移行はあるのか(1)

  今年に入り、習近平主席は、中国共産党中央政治局常務委員会制度(常委制)を終了し、「大統領制」に移行するのではないかと噂されるようになった。党内の専門家も、大統領制について言及している。しかし、中国共産党の一党独裁を基盤から揺るがす「大統領制」を実現させまいと、党の権力にしがみつく江沢民派は、これに反対する立場を示している。

江沢民派で党内ナンバー3の張徳江・常務委員は5月、中国共産党中央党学校で「大統領制」への移行に対し反対の意見を表明した。同じく江沢民派でナンバー5の劉雲山・常務委員は、言論統制を強めることで、習近平氏に対抗しようとする。

 習近平氏のお墨付き? 党の専門家、「大統領制」にふれる

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