国際決済銀行は9月18日、中国金融機関の対GDP総与信のギャップが30.1%に達し、金融危機発生の可能性を示す10%をはるかに超えたとした(WANG ZHAO/AFP/Getty Images)

国際決済銀行(BIS) 3年以内の中国発金融危機の可能性を指摘

国際決済銀行(BIS)は18日、今年1~3月期の中国金融機関の与信(融資や融資枠を供与すること)規模が史上最高水準に達し、国内総生産(GDP)に対する総与信規模ギャップが金融危機発生の可能性を示す10%をはるかに超え、3年以内に中国が金融危機に陥る可能性を警告した。

「中央銀行の中央銀行」と呼ばれるBISによると、中国の1~3月期国内総生産(GDP)に対する総与信規模ギャップ(credit-to-GDP gap)は30.1%に達した。

BISは、これまで起きた多くの金融危機が発生する前の3年間に、その国の金融機関の対GDP総与信のギャップが10%を超えていたとの経験から、将来3年以内に中国が危機に陥る可能性が非常に高いことを示唆した。

▶ 続きを読む
関連記事
英国原子力公社のトップは、中国共産党(中共)と西側諸国の競争が、核融合エネルギーの開発という新たな領域に広がっていると警告した。
クリスマス商戦が近づく中、米国の小売業者は商品の確保を急いでいる。中国は世界最大の玩具生産国で、米国市場で販売される玩具の大部分を製造している
習近平はなぜ後継者を指名しないのか。毛沢東が指名した後継者たちの失脚は、権力継承の難しさを物語る。長期政権の先に待つのは安定か、それとも権力闘争か。ポスト習近平の中国を読み解く
中国共産党大使の「武力を用いれば簡単に勝てる」との趣旨の発言に、フィリピンのマルコス大統領が「脅しに近い」と不快感を表明。南シナ海を巡る中比の対立が、外交の場でも深まっている。
アルジャジーラの潜入調査で、カンボジアの中国系実業家・鄧丕兵と中国共産党当局の接点が浮上した。鄧は中共軍に広州へ呼ばれ秘密協議を行ったと証言。中国共産党当局がカンボジア政府内部の人物に内通者になるよう持ちかけたとも語った