中国ベンチャー企業家 命をすり減らしながら競争続ける
10月5日、中国のモバイル医療プラットフォーム「春雨医生」の創業者、張鋭氏が、突発性心筋症により44歳の若さで亡くなった。熾烈さを増す競争や長時間労働で、死に至るほど体調を壊す中国のベンチャー企業家は少なくない。
張鋭氏はモバイル医療プラットフォームの先駆者であるだけでなく、マスコミ業界人でもあった。
新聞記者として活躍していた同氏は、北京の地方紙、京華時報のニュースセンター主任や、中国のインターネットポータルサイト「網易」の副編集長を歴任。2011年7月に起業して、医者と患者の交流プラットフォームを提供するオンライン医療相談会社「春雨医生」を創設した。会社は急速な発展を遂げ、運営するサイトの利用登録者は9200万人以上、41万人以上の登録医師を抱える一大医療プラットフォームに成長した。
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