満月が通常よりも明るさを増し、大きく見えるのがスーパームーン。
このスーパームーンは通常、月が地球に最接近した時と満月もしくは新月が重なった月のことを指すが、NASAの定義により、最近では、平均値より地球に近づいた場合の満月は全てスーパームーンと認識されている。
10月16日と17日、世界各地でスーパームーンが観測された。SNSを始めとするソーシャルメディアにはこのスーパームーンの写真が多数掲載され、ネット上はこの話題で大いににぎわった。
このときのスーパームーンを見逃していても、今年中にあと2回のチャンスが残っている。11月14日と12月14日だ。
NASAのデータによると、11月14日のスーパームーンは、今世紀に入ってから観測されるスーパームーンの中で最も地球に接近するものであり、その距離は約35万7000キロで、次に同じスーパームーンが見られるのは2034年になる。
また12月14日のスーパームーンは、年に1度のふたご座流星群の現れる時期と重なっている。この2つの天体ショーが同時に観測できることは非常にまれで、天文ファンでなくとも期待は高まる。
NASAによると、月は楕円形の軌道を描いて地球を公転しているため、地球からの距離は35万7000キロから40万6000キロと、約5万キロの幅がある。また、地球と太陽と月が直列する時にも、重力の影響のためスーパームーンが見られるという。
(翻訳編集・島津彰浩)
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