一部の専門家はフェイスブックの中国市場参入に伴い、中国人利用者だけではなく、世界中の利用者の個人情報が中国国家安全当局に把握されるだろうと警告している(Photo aaron tam/AFP/Getty Images)

中国市場狙うフェイスブック 検閲ソフト開発 「全世界利用者の個人情報を脅かす」=米誌

専門家は、交流サイト(SNS)世界最大手の米フェイスブックの中国市場参入に際して、世界中の利用者の個人情報が中国国家安全当局に把握されるだろうと警告している。米誌「フォーリン・ポリシー」が11月28日報じた。

米紙「ニューヨークタイムズ」は11月23日、同社員の話として、フェイスブックが中国参入のために検閲ソフトを開発していると報じた。

ニューヨーク大学上海校のクレイ・シャーキー教授(インターネットテクノロジー分野)は米誌「フォーリン・ポリシー」に対して、フェイスブックは検閲ソフトを開発してはいけない、検閲ソフトで敏感な内容を含む特定の投稿を特定地域の利用者の「ニュースフィード」に反映させないようにコントロールしても、「中国当局は満足しないだろう」と述べた。

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