中国人のスモッグ避難「洗肺」ツアー アイスランド、南極が人気
大気汚染の改善が見られない中国では、良い空気の環境で新年を迎えたいと願う海外旅行者が増加している。中国オンライン大手旅会社Ctripが行った「スモッグ避難ツアーランキング」アンケート調査では、「スモッグ避難」「肺をきれいに洗う(肺洗)」「森林」などのネット検索キーワードが倍増したと報告している。
アンケート調査によると、中国人が考える最もきれいな空気を持つ場所はセーシェル(セーシェル共和国、インド洋に浮かぶ115の島からなる国家、モルディブ、アイスランド、南極だった。また、タイのプーケット、バリ島、韓国の済州島、中国の海南島が人気旅行先だ。
中国人はきれいな空気に飢えている。質問の「今一番したいこと」について、北京の住民は「スモッグから逃れられる場所へ行きたい」となっている。
昨年12月から現在まで、深刻な大気汚染の影響で北京など62の都市が警報を発令し、25の都市が4段階で最も厳しい「赤色警報」を発令した。
世界保健機関(WHO)は健康に害を及ぼさないPM2.5の値が、1立方メートル当たり25マイクログラムであるのに対して、今月北京天安門広場でのPM2.5値が1立方メートル当たり475マイクログラムに達している。
(翻訳編集・豊山)
関連記事
元米国海兵隊パイロットのダニエル・デューガン容疑者が、中共軍への違法な訓練を行ったとして米国に引き渡されることが決定。豪州当局は、彼の起訴と引き渡しを進めている
北極海と北大西洋の間にあるグリーンランド。トランプ氏は22日、デンマーク王国内の自治領である同島について、米国による管理と所有が「世界の安全と自由を確保する上で絶対に必要だ」と述べた。トランプ氏の発言の真意は?
アゼルバイジャンの首都バクーからロシア南部チェチェン共和国のグロズヌイに向かう途中の旅客機(搭乗者72名)が墜落したとロシアメディアが報じている。
12月23日、日本の名古屋の愛知県芸術劇場で、アメリカの神韻芸術団による世界ツアーの初公演が行われ、観客に心を […]
2025年から2027年までの国連分担金比率が決定。日本は6.93%と負担率が減少する一方、中国は20%を超え、アメリカに迫る水準に。分担金を巡る国内外の議論や、トランプ次期大統領の影響、さらには中国の影響力拡大の懸念