臓器移植の闇
国際肝臓学会誌、中国人医師2人永久追放
国際肝臓学会(IASL)はこのほど、「肝臓移植研究のデータは死刑囚の臓器に由来する可能性があり」との理由で、傘下の医学誌「国際肝臓(Liver International)」電子版に載せた中国臓器移植専門の医師2人の論文の取り下げと、今後2人の論文をいっさい掲載しないことを、声明文で宣言した。
2人は、浙江大学医学院附属第一病院の鄭樹森・院長、同肝胆すい臓外科の厳盛・主任医師だ。前者は中国肝臓移植の第一人者で、国の最高研究機関「中国工程院」の院士。
問題の論文をめぐっては、同誌は当初2人と所属病院に対して、臓器のドナーを示す資料の提出をもとめたが、応じなかったため、今回の決定にふみきったという。
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