2017年2月、ミャンマー南部パンロンで開かれた民族フォーラムに出席した、アウンサン・スーチー国家顧問(LAMIN TUN/AFP/Getty Images)
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「割に合わない」中国ミャンマー間の石油パイプライン 稼働の裏で(2)

中国「一帯一路」経済圏構想を進める習近平氏は4月、北京に招いたミャンマーのティン・チョー大統領と、2年間棚上げしていたミャンマーの石油パイプラインを稼働させることに合意した。初の首脳会談の成果とみられたが、実は別の目的もあった。

3月上旬、中国の「両会」(国会に相当)が開催されていた最中に、中国と国境を接するミャンマーのコ―カン自治区(漢民族が集住する中国語圏地域)でミャンマー政府軍とミャンマー民族民主同盟軍(以下、コ―カン同盟軍)との間で武力衝突が勃発。7000人の難民が中国雲南省南傘地域に逃げ込んだ。この戦闘ではミサイルが南傘鎮を「誤爆」して、民間人の死傷者を出した。

習政権はこの予期しなかった軍事衝突に怒り、コ―カン同盟軍に対して、自主的に停戦を宣言するよう直接要求した。さらに、コ―カン同盟軍が援助資金を受け取るために中国農業銀行に開いていた口座の1つを凍結。3月末にはコ―カン自治区にほど近い雲南省南傘地域に軍隊を集め、演習を行った。

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