中国金融業界の腐敗取締り 江沢民氏の孫や現最高指導部高官の息子に行動自由制限か
中国金融業界の腐敗取り締まりはいよいよ江沢民派高官の一族に及んでいるとみられる。最高指導部に近い消息筋などによると、江沢民元国家主席の孫の江志成氏(31)、中央政治局常務委員、党中央書記処常務書記の劉雲山氏の息子・劉楽飛氏(44)は出国禁止など行動の自由が制限されている。
米国に住む中国共産党政権の長老である故・羅瑞卿氏の息子、太子党の羅宇氏(73)は大紀元本部の取材で、複数ルートからの内部情報として「江沢民氏の息子2人は今、ほぼ実権をとりあげられたが、習近平陣営は今、江志成氏と劉楽飛氏の切り崩しに取り掛かっている」と話した。
中国では、太子党(指導部高級幹部の子弟)が投資会社を設立することで、一族の政治的力で巨額の富を築くのは常套手段だ。前出の両氏はとりわけ、金融業界での勢力基盤が広い。
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