韓流スターに孔子の末裔 高麗に渡った唯一の子孫
今年のカンヌ映画祭にも出席した韓流の俳優コン・ユさん(37)は最近、台湾メディアの取材に対し、自身が孔子の子孫であることを語った。コン・ユさんは「僕の両親は嘘をつくような人じゃないよ」と笑いを誘った後、「孔子の子孫であることを誇りに思っている」と語った。
コン・ユ(孔劉)さんの本名は「孔地哲」。芸名は父母の苗字「孔」と「劉」から取った。ファッションモデルを経て、2007年の大ヒットTVドラマ「コーヒープリンス1号店」に出演し、知名度を上げた。主演映画「釜山行き」は今年5月中旬に開かれた第69回カンヌ映画祭に出展され、カンヌデビューも果たした。
台湾メディア・アップルデイリーは以前も、コン・ユさんの本貫(氏族集団の発祥の地)が曲阜孔氏で、孔子第54代・孔紹の子孫であることを報じている。
元朝時代、当時の元朝皇帝が婚姻政策として公主(天子の娘)を高麗王子に嫁がせた。この時に孔子の子孫が公主の随行員として高麗に渡ったため、韓国には孔子の子孫が存在し、『孔子世家譜(孔子家系図)』には海外に渡った唯一の分派として記録されている。
韓国の女優でコンさんと同じ事務所のコン・ヒョジンさん(37)も同じく孔子の末裔と報じられている。もっとも、コン・ユさんは孔子第79代にあたり、コン・ヒョジンさんは第81代に当たる。
コン・ユさんは今回の初訪台し、自由時報の取材で「自分の両親は息子に嘘をつくような人じゃないからね」と、ユーモラスに自身が確かに孔子の子孫であると明かした。韓国の慶熙大学校演劇映画科博士課程を卒業したコン・ユさんは、自分が孔子の末裔であることをとても誇りに思っていると語っている。
また、同じく孔子の末裔とされるコン・ヒョジンさんとの関係は、「親戚関係」というよりは「仕事仲間や友人」と語っている。同じ芸能事務所に所属している以外にも年齢も近いため、初めてできた女優の友達だといい、公私ともに親しく交流していることが伺われた。
ふだんの付き合いについて「本当に良い友人。仕事でもプライベートでも、彼女からサポートや励ましを貰っている」と語った。
(翻訳編集・島津彰浩)