先月25日、米名門のハーバード大学を卒業したシャノン・サトノリ・ライトル(Shannon Satonori Lytle)さん。彼はこの日、高校から今までの苦労と努力の一部始終をFacebookで明かした。多くのネットユーザーが感動し、たくさんのコメントが寄せられた。
移民であるライトルさんの父親は倉庫の労働者で、一家6人は貧困生活を送ってきた。彼は高校性の時、SAT(大学進学適性テスト)を受けるための申込料を放課後のマクドナルドのバイトで稼ぎ、夕暮れから夜更けまで3人の幼いきょうだいの面倒を見た。彼らが寝静まった後がやっと自分の勉強時間になる。朝4時まで勉強に励むことも日常茶飯事だった。
彼は学ぶことを何よりも大切にしていた。お金がないため、学校からの帰り道は危険な場所があっても必ず徒歩で帰る。静まり返った夜に、ノートパソコンを手に持って窓の外へ伸ばし、近所のWi-Fiをキャッチして宿題をした。
彼はかつて、弁護士と医者の子どもだけがアイビー・リーグ(名門私立大学連盟)に行けるのだと嘲られた。その言葉が原動力となり、彼は一生懸命勉強した。150時間働いて稼いだお金でやっと手に入れたノートパソコンを大事に扱った。大学に入ってそのパソコンが故障した際、彼はすごく慌てたという。
彼は、自分の夢を追い求め、世界を旅するためにどんな苦労も厭わずにやってきた。トイレ掃除、本棚の整理、衣料販売など何でもこなし、補助金やクーポン券があれば何でも掴もうとしたと述べた。困難な環境に置かれても、自分の意志と努力で如何なる障害をも乗り越えてきたライトルさん。文章の最後は「今日、僕はハーバードを卒業した」と締め括り、一つのゴールを達成したことを証明した。
彼が投稿して間もなく、1万6千の「いいね」の反響があり、21万人がシェアした。「最後の一行がとても励ましになった。本当におめでとう!」など、約400件のコメントが寄せられた。
(翻訳編集・豊山)
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