米中関係からみる世界
あえて離脱したパリ協定、トランプ氏の言い分と中国当局の目的
トランプ米大統領は今月1日、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」から離脱することを発表したことで、国際社会に大きな波紋を投じた。世界各国政府関係者や学者や主要メディアが相次いで、トランプ大統領の決定を強く非難した。
欧州など他加盟国から辛辣な批判は避けられないと予見していたはずのトランプ大統領は、なぜ、あえて離脱したのかとの疑問が残る。また世界第2経済大国の中国当局は、国内大気汚染や環境汚染問題に一度も真剣に取り組んだことがないのに、パリ協定への支持を強くアピールしたのも非常に不可解で、何かの企みすら読み取れる。
トランプ大統領は1日、ホワイトハウスで演説し、パリ協定は米国経済、産業、労働者、国民と納税者の利益に大きな害を与えると指摘した。大統領は、米国家経済研究協会の調査結果を挙げて、2040年までにパリ協定が原因で、米国の国内総生産(GDP)に3兆ドルの損失をもたらし、650万人の雇用を失うとの見解を示した。
関連記事
学校教育で電子機器の利用が広がる一方、子どもたちは自然や生活の中で学ぶ機会を失いつつあります。手で触れ、観察し、体験する学びの大切さを考えます。
『論語』が教える「人としてのあり方」。テクニック重視の現代社会で、ブレない自分軸を持ち、真に豊かに生きるための『論語』。これこそが、あらゆる事業、組織、そして家庭が長期にわたって安定して存続するための真髄だ
中国共産党は、世界最大の経済超大国になるという目標を加速させるため、GDPで日本を追い抜いた後、日本を代表する上場企業である産業・金融大手の企業群に浸透することに邁進し始めた
初めて日本を訪れ、京都・清水寺の回廊に立った著者が流した「理由なき涙」。それは失われた中国隋唐の息吹が、日本の日常に「仁義礼智信」として今も息づくことへの郷愁だった
中国が潜水艦発射型ICBMを太平洋で試射。核戦力誇示、軍内部統制、対米交渉戦略という三つの狙いを軸に、国際社会への影響とリスクを読み解く