訪日外国人観光客がたくさん訪れる京都府嵯峨野の竹林(Chris McGrath/Getty Images)
政府統計

5月の訪日外客数は過去最高 韓国は前年同月比85%UP

日本政府観光局(JNTO)は5月の訪日外客数の動向を発表し、それによると前年同月比21.2%増の229万5千人で5月として過去最高となった。また、韓国人旅行者の伸び率は85%増で訪日外客数全体を牽引した。

「楽天」を「LOTTE」と勘違い? 中国人ファン

新ユニフォームでFCバルセロナを批判

昨今の世界情勢や競合国との競争激化などを背景に、訪日旅行市場を取り巻く環境は日々変化している。市場別では、インドが単月として過去最高を記録。18市場(韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、豪州、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、スペイン)が5月として過去最高となった。

5月に日本を訪れた韓国人旅行者は55万8900人で、去年の同じ期間に比べて85%も増加した。これは、去年4月は熊本地震の影響で日本を訪れる韓国人旅行者が大幅に減っていたことや、5月はウォンに対する円の相場が比較的低かったことが要因として考えられる。

韓国KBSによると、韓国と中国の間のアメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備をめぐる対立の影響で、中国の代わりに日本を旅行先として選ぶ韓国人が増えたことなどが背景にあるのではと報じた。

(編集・岳進)

関連記事
12月20日、米国務省の外交団がシリアに到着した。バッシャール・アサド政権崩壊後、ワシントン高官がダマスカスを公式訪問するのは初めてとなる。
10年前、中共は「中国製造2025」計画を掲げハイテク製造業強国を目指した。しかし現在、中共は知的財産権侵害や不公正競争の指摘を受けている。EVや高速鉄道で進展も、核心的な技術は不十分だ。
英国のフィリップソン教育相は、中国による高等教育機関への影響について警戒を呼びかけている。庶民院での議論では、中国が公的機関や企業、大学にまで浸透している実態が指摘された。
12月16日、英豪閣僚級会議がロンドンで開催され、中共のスパイ浸透対策が主要議題となった。英国外相は中共スパイの楊騰波の入国拒否を支持し、豪州外相は複雑な国際情勢を指摘。英国の外国影響力登録制度の施行は延期され、中共の指定級が注目されている。
インド政府は、中国からの安価な鉄鋼輸入を抑えるため、最大25%の関税(セーフガード)の導入を検討している。この […]