偽造ハイテク

欧州、ニセ半導体を100万点以上を押収、中国と香港から輸入

欧州半導体産業協会(ESIA)は3日、2週間の欧州税関での捜査で、半導体デバイスなど100万点以上の偽造品を押収したことを明らかにした。今回は中国と香港から輸入されたものを対象とした。

偽造された半導体の流通と販売は、消費者の安全と、また重要な国家インフラへの脅威となる可能性がある。

欧州の反偽造事務局(OLAF)と12カ国の税関当局、欧州刑事警察などによる捜査によると、LED、トランジスタ、集積回路など半導体デバイスを押収したという。

ESIAによると、問題の半導体は純正の製造業者で製造されていないため、電子製品への組み込むと、コンピュータシステムの故障につながり、民間用、軍用など、敏感なインフラの重大な誤動作を引き起こす可能性がある。

押収された偽造品の中には輸送部門向けのものがある。車や飛行機の故障や、手術器具の一部として医療に導入したりするものもあるため、偽造半導体は命を危険にさらす可能性がある。さらに、偽造品の密輸は、欧州業界に深刻な金銭的損害を与える。

 OLAFジョバンニ・ケスラー局長は、「偽造品と不法な貿易との戦いにおいて、欧州の協力がいかに重要であるかを示している」と語っている。

(翻訳編集・佐渡道世)

関連記事
自然死はまあ大丈夫だが、それよりも悪いのは、中国の実験室で漏れ出たコロナで何百万人もの死者を出したことだ。さらに悪いことに、その費用はすべて自由世界の税金で賄われている。中国が新たな感染症災害を招くと確信。 アメリカは、中国製の次の「殺人鬼」の誕生に資金を提供したり、協力したりすべきではない。
豪州戦略政策研究所の最新報告によると、中国共産党(中共)は、世界で人気のアプリを介して、外国人ユーザーのデータを収集し、世界の情報環境に変革をもたらし、海外での宣伝活動の影響力を増しているという。
中国共産党は世界的に流行しているアプリを通じて外国人ユーザーのデータを集め、世界の情報エコシステムを変革し、海 […]
2024年4月30日、上海発香港行きの香港を拠点とする航空会社「キャセイパシフィック航空」CX341便は悪天候に遭遇し、2度も香港への着陸に失敗した。同便での恐怖体験について一部乗客は振り返っている。
4月29日、最高裁は億万長者の起業家、イーロン・マスク氏の米証券取引委員会(SEC)との合意に対する異議申し立てを却下した。この合意は、法的監視機関がマスク氏のソーシャルメディアへの投稿を審査することを需めるものだ。