温泉卵の兄弟

新疆、記録的高温 地表88℃で「砂漠ゆで卵」が人気に

中国各地は連日猛暑に見舞われている。超盆地気候のため中国で最も暑い都市・新疆トルファン市の最高気温は10日午後、49度に上った。1953年に観測された47.6度を超え、記録を更新した。

同市の観光名所としても知られる「火焔山(かえんざん)」では9日、地表の温度が88度に達した。地元住民らは「砂漠ゆで卵」を売り出し、観光客から人気を集めている。

新疆のほか、河北、山西、陝西など北部9省で10日、最高気温が35℃以上の猛暑日となった。南部各省で11日からも高温が予想されている。

中国で最も暑い場所とされている火焔山では7月9日、地表の温度が88℃に達したという。写真は巨大温度計「金棍棒」、2013年7月撮影(STR/AFP/Getty Images)

(翻訳編集・王君宜)

関連記事
上海のオフィスビル市場は今、20%を超える空室率という過去最高の記録を更新した。不動産コンサルティング会社のCBRE Group Inc.の統計によると、上海の甲級(高級)オフィスビルの空室率は20.9%で、前四半期から1.1ポイント、前年同期からは2.8ポイント増加している。専門家は経済の低迷と賃料の下落が続く中、上海の経済回復の困難さを警告している。
1日未明、中国広東省梅州市にある「梅龍高速道路」で路面の一部が崩落する事故があった。事故による死傷者数は増える一方で、皮肉なことに事故が起きた道路は「先月末に安全検査をクリアしたばかりだった」という。
中国共産党(中共)がロシアに供給する半導体などのハイテク製品のサプライチェーンにおいて、香港が重要なリンクになっていることを示す証拠は大量にある。2022年2月24日、ロシアがウクライナへの本格的な軍事侵攻を開始して以来、香港で「ロシア」を社名に含む新規登録企業が急増した。
経済衰退が続くなか、中国のカバン業界に寒風が吹き荒れ、カバンの加工工場の閉鎖が相次いでいる。
このほど、搭乗者3人全員死亡した先月起きたファーウェイのEV車の欠陥疑惑を提起した遺族が「口封じ」され、同事故に疑問を呈した中国メディア「21世紀経済報道」による記事までもが封殺に遭っていることがわかった。