会議に出席する胡春華氏(Feng Li/Getty Images)
第19回共産党大会人事

胡春華氏が最高指導部入りの可能性は3割未満との見方も

中国共産党第19回大会を目前に控える中、胡春華広東省党委員会書記は中国共産党機関紙「人民日報」に習近平氏を擁護する内容の長文を掲載した。重要会議でも習氏の「治国の理念」を強調するなどから、習近平氏に対して忠誠を示したい思惑が隠されている。胡氏がポスト習近平の「第六代指導者」として常務委員入りするとの見方がある一方で、可能性は3割に満たないとみている専門家もいる。

今年に入り次期政治局常務委員の顔ぶれが取りざたされている。まず有望株とされたのは孫政才と胡春華だった。

しかし重慶市トップ孫政才は7月に失脚し、貴州省トップの陳敏爾(チェン・ミンアル)氏が後任として充てられた。北京・上海・天津と並ぶ直轄市である重慶市トップから降ろされた孫氏に常務委員となるチャンスはもはやなかった。孫政才が江沢民派であるとの情報もあり、習近平氏が江沢民派を徹底的に排除していると見方が有力だ。

▶ 続きを読む
関連記事
福建省漳州刑務所に収容されていた元収容者が、劣悪な生活環境、強制労働、体罰、政治教育の実態を証言した。中国の刑務所における人権侵害の一端が浮かび上がっている
中国・広西で洪水により養殖場が破壊され、約900匹のヘビが逃走。コブラ流出の懸念も広がり、住民の咬傷被害が発生、1人が死亡。産業への影響も懸念されている
中国広西で豪雨とダム決壊により大規模洪水が発生。貴港市の学校では1万人超の教職員と学生が孤立し、物資不足や避難遅れが深刻化。毒蛇流入の報告もあり、救助体制の不備が浮き彫りとなっている
EVやAI、海外の港への投資まで軍事戦略と一体化。中国が進める世界規模の構想とは?
習近平政権は「反腐敗は長期戦」と強調。しかし内部関係者は、「本当の狙いは不忠な幹部の排除だ」と指摘する