19大

孫政才氏失脚の理由、「反習勢力に関わった可能性」=中国問題専門家

中国共産党中央政治局は9月29日、孫政才重慶市前党委書記に対して、党籍除名と公職追放という最も厳しい処分を下した。当局はこの頃、孫氏をすでに失脚した周永康、薄熙来などの「大トラ」と並べて批判キャンペーンを展開し、孫氏の「罪深さ」を印象付けた。これについて、在米中国政治評論家の陳破空氏は、孫氏が「クーデター関与が原因で失脚した可能性が高い」と分析する。

新華社通信29日の記事は、孫氏に対して「党の政治規律を厳重に踏みにじった」「理想や信念のかけらさえない」「組織の機密情報の漏えい」「怠惰で政治成果なし」「生活の堕落」などの「罪名」を付け、猛烈に批判した。3時間後に新華社は修正記事を掲載し、一部の文言をトーンダウンさせた。とはいえ、当局の怒りが垣間見えたのは確かだ。

さらに、最近北京展覧館で開催中の「習氏国家主席就任5年間業績展」では、孫政才氏を「政治問題と経済問題を織り交ぜた腐敗分子」として、その写真を周永康、薄熙来、郭伯雄、徐才厚、令計画など失脚した共産党高官「大トラ」の写真と並べて、彼らと同様に罪深いと言わんばかりだった。

▶ 続きを読む
関連記事
天安門事件の未公開写真特集、第9回。夜になっても広場を離れなかった若者たち。写真の中には、未来への希望と熱気がそのまま残されている
天安門事件の未公開写真特集、第8回。集まった人々は何を願い、何を語り合っていたのか。37年間封印されてきた写真の数々が、その時代の空気を今に伝えている
天安門事件の未公開写真特集、第7回。歴史の大きなうねりの中で生きた人々の姿。封印されていた写真の数々から、1989年の北京を振り返る
北京大学の饒毅教授が、中国の学術不正は「世界記録級」と指摘。論文数の急増とともに不正の割合も前例のない水準に達し、処分の不十分さや監督体制の課題が浮き彫りとなっている
世界ウイグル協会総裁のアラウドゥン総裁は国際社会に対しても行動を求めた。もし国際社会が天安門事件の教訓に真剣に向き合っていれば、現在のウイグルでのジェノサイドだけでなく、チベット人、モンゴル人、香港の人々に対する起きなかったかもしれないと指摘した