インタビュー:ノーベル経済学賞のセイラー氏、世界株高は「謎」

[ボストン 10日 ロイター] – 行動経済学の研究で今年のノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学のリチャード・セイラー教授は10日、ロイターの電話インタビューに応じ、実際の投資家の行動には戸惑っていることを明かした。

セイラー氏は、近年世界中で株価が着実な上昇を続けていることに触れて「わたしには謎だ。世界的に非常に大きな不確実性が存在する局面で信じられないほどボラティリティーが低いというのは、不思議なことに思われる」と語った。

一方でセイラー氏は、自身の研究分野が、物価や金利などに人間の心理がどのような影響を及ぼすかを究明する上でこれからもっと役に立てる可能性があると指摘。「私から見ると、行動経済学者たちはマクロ部門への貢献がまだ足りない」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
米英豪の安全保障枠組み「AUKUS」が2027年までの水中ドローン開発プロジェクトを発表。オーストラリアでの造船所投資や潜水艦建造計画も進み、インド太平洋地域での軍事防衛力の大幅な強化を目指す
米国と欧州連合(EU)が中国に関税を課すなか、中国共産党政権は新たな輸出市場を模索することになる
トランプ米大統領がイランとの新合意条件を提示。ホルムズ海峡の即時開放や隠された濃縮ウランの捜し出しを要求し、まもなく最終決定を下すと表明した。一方、イラン側は軍事力を背景に強硬姿勢を崩していない
カナダで神韻公演への爆破予告や公的劇場への契約拒否など、中国共産党の不当な介入が相次いだ。法輪大法協会は「内政干渉を禁じたウィーン条約違反」と訴え、表現の自由と国家主権を守る徹底調査をカナダ政府に求めた
EUが対中貿易の見直しへ。中国製品の大量流入と貿易赤字の拡大を受け、欧州委員会は「持続不可能」との認識を示し、産業保護策の強化を検討している