不法貿易
「国籍を隠す北朝鮮にうってつけ」香港で資金洗浄される闇マネー=CNN
北朝鮮が、香港に100社を超えるペーパーカンパニーを設立し、金正恩体制における核兵器開発のための資金を調達している。米CNNが報じた。北朝鮮への資金源を断とうと国際社会は制裁を試みるが、数多くの抜け穴により資金ルートの遮断にいたっていない。
CNNは16日(現地時間)、「アジア国際金融の中心地である香港が、北朝鮮政権のマネーロンダリングの中心(hot spot)になった」とその実態を報じた。記事によると、「香港ウナフォルテ有限責任会社(Unaforte Limited Hong Kong)」は、北朝鮮と連携した幽霊会社、いわゆる「シェルカンパニー(shell company)」で、北朝鮮の国際金融ネットワークアクセスにおいて入口の役割を果たしているという。
資産や事業活動がない、表向き(殻)だけの会社を意味するシェルカンパニー(フロントカンパニーとも呼ばれる)は、それ自体は合法だ。しかし、不法資金の助成や租税回避、所有権隠蔽などのための悪用方法になっていることが多い。実際、ウナフォルテは、国連の対北制裁の専門家パネルが、最近発行した2件の報告書から、北朝鮮の羅先経済特区に銀行を開設したことが明らかになっている。国際貿易法の専門家クリストファー・ウォール弁護士は、「国連安保理違反事案だ」と指摘する。
関連記事
[ワシントン 10日 ロイター] – バイデン米大統領は11日、インドのモディ首相とバーチャル形式 […]
[パリ 8日 ロイター] – 国連食糧農業機関(FAO)が8日発表した3月の食料価格指数は159. […]
バイデン米政権でインド太平洋地域政策を統括するキャンベル調整官は5日、ロシアによるウクライナ侵攻が続いても米国 […]
[マニラ 28日 ロイター] – フィリピン軍と米軍は28日、2015年以降で最大規模となる合同軍 […]
2019年に中国当局の宗教弾圧から逃れるため、韓国の済州島(チェジュ島)に渡った中国のキリスト教信者60人が、中国に強制送還されるという問題に直面している。