中国当局、ウィッキー・チャオらに5年間投資活動を禁止、パラダイス文書の影響か
中国証券監督管理委員会(証監会)は9日、著名女優のウィッキー・チャオと夫の黄有龍氏に対して、「ペーパーカンパニーで上場会社を買収しようとした」として、将来5年間は証券市場での投資活動を禁止した上、夫婦それぞれ30万元(約510万円)の罰金を科した。
国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が6日に発表した世界各国の権力者や超富裕層のタックスヘイブン(租税回避地)の利用を暴いた「パラダイス文書」には、中国当局高官の親族や電子商取引最大手・アリババ集団創業者のジャック・マー氏のほかに、女優のウィッキー・チャオ夫婦の名前も挙がった。
証監会の決定は実質上、ウィッキー・チャオ夫婦への締め付けとなった。しかし、中国当局は、政府高官らの親族やジャック・マー氏らについて処罰の動きはない。
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